スペシャライズド幕張スタッフの愛車をご紹介。
第4回はストアマネージャー松田の「AETHOS COMP」です。
【ストアマネージャー松田 AETHOS COMP】
ペシャライズドのエンジニア達が持てる技術を結集して開発した純粋にライドを楽しむためのロードバイク AETHOS。
長年スポーツ自転車へ携わってきた中で多くの期間を仕事として関わってきました。自身が乗ることに対していつしか楽しさを感じられなくなり、自転車を降りかけたこともあります。AETHOSに乗り始めたことがきっかけで再び自転車に乗る楽しさや歓びを体現できたのです。自転車に対する価値観そのものを変えるほどのインパクトがこのシンプルな形の中に秘められていたとは想像し得なかったことです。
自然なハンドリングはバイクを人が操る感覚を呼び起こしてくれる。乗り心地の良さは毎日乗るのに負担が少ない。ペダリング時の絶妙なしなりはどこまでも進んでいけそうな気持ちよさを与えてくれる。
とにかく乗っていて楽しくてもっともっと乗りたくなる感じ。更に乗れば乗るほど新たな顔を見せてくれる。そんな魅力を備えたバイクです。
AETHOSを選んでいただく方はライドスタイルや価値観など近しき感じを持つ方が多く、グループライドでAETHOSライダーが集まると初対面なのに何故か話が盛り上がる。そんなところも大きな魅力の一つだと思います。
そんなAETHOSの中で私が選んだのはAETHOS COMP。
「ストアスタッフだから当然S-WORKSに乗るんでしょ?」お客様からこのように聞かれることも少なくありません。ですが私がお伝えしたいのはS-WORKSだけが飛び抜けた性能を持っていてその他のグレードに関してはコストダウン版といったイメージを持っている方も少なくないと思います。
スペシャライズドはベースとなる設計がどのグレードも共通であることがほとんどです。AETHOSも例外ではなくS-WORKSの性能を支えているのはむしろCOMPやEXPERTといったミドルクラスと俗に言われるモデルなのです。
もちろん使用されているコンポーネントやホイールなどはコストなりのまとめ方となっている部分も否定はできませんが、設計の共通性や素地の高さはカスタマイズをする際に感じることができます。
AETHOS COMPというモデルは上質なライド体験を得るのにとても優れたモデルでありつつ、S-WORKSの3分の1くらいにコストを抑えて展開されている素晴らしい車体だと思っていることからAETHOS COMPを購入してカスタマイズをしながらライドを楽しんでおります。
ディスクブレーキが全盛の昨今、ホイールはカーボンリムのモデルがスタンダードになっております。ブレーキ面の摩耗を気にしなくてすむことからカーボンホイールをデイリーユーズする方も多いです。
その中でキラリと輝きを放つのは軽量で堅牢なアルミリムを定評のあるハブやスポークでハンドビルドされたALPINIST SLXというモデルです。
ペア1485gとカーボンホイールと遜色無い重量はALPINISTの名の通り軽く仕上がっており、AETHOSの特徴でもある加速の良さを際立たせてくれます。AETHOS COMPとの相性は抜群! 従来からROVALではアルミリムのモデルも細々と展開されておりましたが選ぶ方は通だと思います。
カーボンホイールのような高価格帯では無いにも関わらず走行時の破損を保証する2年破損保証付き!これはユーザーライクで嬉しい制度です。※注:リム、ハブ本体の破損司に適用でスポークやベアリングは通常修理となります)
破損の心配をせずにガンガン使い倒せるのは、「良いものは使ってこそ良いものとしての価値が生まれる」という考えがあるのでとても気に入っています。
エンデュランスカテゴリーとしてROUBAIXに標準装備されているタイヤ MONDOの28Cをチョイス。7000km走れる耐久性を誇りながら、走行抵抗が少なくパンクにも強い設計で安心感があります。ウエットな路面でもグリップを失わず全天候型のタイヤです。
エンデュランスタイヤというと丈夫だけど転がりが重ためといったイメージがありますが、このタイヤはよく転がってくれるのでTURBOと変わらないポテンシャルを持っていると思います。
ディスクローター:GALFER
GALFERのディスクローターはチーフメカニック三木のお勧めで導入。軽いのにしっかりしていてブレーキフィールも良くなり、ブレーキングの熱で歪みづらく、長時間のブレーキング後にローターが歪んで擦ってしまうことや、ダンシング時に擦るといったストレスが軽減されました。
シートポスト:ROVAL TERRA CARBON SEATPOST
TERRAシートポストはALPINISTとカーボンの積層パターンを変えていて多くしならせるような設計をしており、交換後にはROUBAIXのような乗り心地の良さが得られてとても気に入っています。
AETHOSのロングライド向けカスタムとして超お勧めです!
Mirrorサドルは3Dプリンターで設計した液状ポリマーという柔軟性に富んだ独自素材によって吸い付くようなフィット感が得られます。PHENOMは人気のPOWERサドルが開発される際に原型となったモデルです。着座位置も不自由せず、ペダリングし続けることが苦にならない位置を出しやすいので、当店スタッフ全員が気に入っているモデルです。
ハンドル:S-WORKS CARBON SHALLOW ROAD BAR
軽量なCARBON SHALLOW BARは絶妙なハンドルカーブが特長で、レバーポジション、ドロップポジション、アップバーどこを持っても快適。軽量化だけでなく振動吸収性も上がり、乗り心地の向上にも◎
ハンドリングのシャープさも上がるので、一番最初に交換をお勧めしているパーツです。
クランク:SRAM FORCE
完成車のRIVALからFORCEにアップグレードしてカーボン化。一体型インナーとアウターが一体型のスパイダーで構成されるチェーンリングはかっちりしていて変速がスムーズになり、重量も大幅に軽減できて見た目もかっこいいので完成車からアップグレードしている部分です。
サイクルコンピューター:Garmin EDGE
スマートライト:Garmin Varia UT800
レーダー:Garmin Varia RTL515
Garminサイクリングエコシステムの良さでライトとコンピューターがペアリングしてあり、ライド環境に合わせて光量の自動調整やEDGEを起動させるだけでライトの電源を操作する必要がないので便利!
デイライトとして日中からライトを付けることや、リアビューレーダーは後ろから車両の接近を知らせしてくれるので安心。使った方には伝わると思いますが安心感が違います。
リアライト:FLUX 250R TAILLIGHT
スペシャライズドのリアライトFLUX 250Rは光量だけでなく発光パターンが広角で2キロ先から光が視認できるのでセーフティーライドには欠かせないアイテムです。
レーダーと合わせてリアは2つのライトを併用しております。
ビックプーリー:純正ケージを使用して交換できる TRiPEAKのビックプーリー
TRiPEAKのビックプーリーもチーフメカニック三木のお勧めパーツで、抵抗軽減効果と変速もストレスなくトラブルリスクも低いので採用しています。車体のカラーとカバーのカラーを合わせたところもポイント。Muc-Offのチェーンコーティングも合わせてドライブトレインを仕上げています。
ヘッドのマークとさりげない小さいロゴもお気に入りポイントです。
番外編:ブレーキキャリパーのチタンボルト
ベータチタニウム製のチタンボルトを使用してブレーキキャリパーのボルトを交換。ボルトの精度が高く調整がしやすいだけでなくブレーキのフィーリングがカッチリとしてブレーキのグレードが上がったような印象を持っております。細かいところですが、興味のある方はぜひ店頭でお声がけください。
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