スペシャライズド幕張 代表の竹谷賢二がIM台湾に出場し、エイジグループ(AG)では1位、2位に2時間差をつける驚異的な記録で、なおかつ総合でも3位に入りました。
昨年のアイアンマン世界選手権 AG4位という高いパフォーマンスを維持し、特にバイクパートで圧倒的な強さを見せました。 詳しくはレースレポートをどうぞ!
IRONMAN TAIWAN, PENGHU 2025 – April 13
Kenji Takeya Finish 9:07:11(M55-59 1位 / Gender 3位 / Overall 3位)
Swim 0:31:12(M55-59 2位 / Gender 20位 / Overall 28位)
コンディション:当日はレベル9という強風と突風に見舞われ、安全を考慮してスイムコースは1.9kmの1周に短縮、スタート時間も遅延。ブイが大きくずれるほどの悪コンディション。
目標:KONA2024からのトレーニング目標である「進み具合を感じ、スピードがOWSでもわかるようになること」に集中。
レース展開:2レーンに狭められたローリングスタートで約7分遅れて入水。遠浅で不安定な状況ながらも、風に煽られつつも進んでいる感覚を維持。第一ブイまでに前泳者を多数追い越し、沖の直線では400mを1分29秒という速さで泳ぐ区間も。向かい風区間ではペースが落ち込んだものの、全体を通して多くの選手を抜き去った。
ウェットスーツ:初めて使用した HUUB Agilis 2は、胸と背中の動きやすさ、肩の回しやすさ、下腕の安定性、首のストレスフリーと、非常に良好な使用感。
収穫:トレーニングの成果として、進み具合の感覚が向上していることを確認。今後はこの感覚を維持しつつ、スピードを高めるトレーニングへ移行予定。
Transition1 0:04:03
Garminトライアスロンモードの自動スポーツ変更機能を利用。遠浅で足が着いた地点からトランジット1と認識されたため、約50秒/100m程度の誤差があったものの、許容範囲内。今後もこの機能を活用予定。
Bike 4:57:49(M55-59 1位 / Gender 1位 / Overall 1位)
コース変更:強風のため、海沿いのワインディングコースはカットされ、直線主体の4往復(結果的に185km)に変更。
バイク調整:KONA2024からの改善点として、登坂もエアロフォームで乗りやすくするため、サドルとエアロバー、体の位置をより前に調整。ブレーキ、コーナーリング、ダウンヒル、補給以外のほぼ全ての区間でエアロポジションを維持する練習を実施。
レース展開:穏やかなアップダウンが続くコース(獲得標高1,560m)。荒天予報のため、ディスクホイールから80mm前後のホイールに換装したことが奏功。
トピック:
安全第一:タイムよりも安全を優先し、無事にバイクフィニッシュ。
Transition2 0:03:31
Garminの自動スポーツ変更機能が3分30秒と非常に正確にトランジット2を計測。バイクからランへの移行も完璧に認識。
Run 3:30:35(M55-59 1位 / Gender 3位 / Overall 20位)
スタート:T2でレースリーダーであることがアナウンスされ、高揚感の中スタート。バイクラックの位置を間違えるというミスも。
レース位置付け:練習の成果を試すためのレースという位置付け。
序盤:リーダースクーターが先導し、気分が高まる。後続との差は約10分。30km地点まではレースリーダーとしての責務を果たすべく、集中して走行。
ペース維持:ピーキングはしていないため、冬のトレーニングで得た進み感と、力まず筋力負担の少ない走りを淡々と維持。Garminは見ずに、その時々のベストな走りに集中。
中盤:すれ違いの多い4周回コース。2位とは一定の間隔、3位・4位が猛追。1周終える頃には、日本の強豪選手がバイクフィニッシュ。エイジ1位はほぼ確実な状況で、総合順位を仮想世界選手権と捉え、レースに集中。
エネルギー切れと暑さ:2周目もトップを維持するも、徐々にエネルギー切れを感じ補給を多めに摂取。3周目に入ると日差しが強くなり急激に暑さを感じ、COREデータでは体温が40℃近くまで上昇。氷で体を冷やしながら走行もペースは低下。
終盤:脚の筋肉負担は少ないものの、手先の痺れを感じ始める。血糖値低下か脱水症状の可能性。無理にペースを上げられない状況。35km過ぎでついに抜かれ、リーダーの重圧から解放。38km地点では圧倒的な速度差で抜かれて、脚がフレッシュな周回遅れかと思いきやなんとその選手が総合トップだった。さらにもう一人に抜かれ総合4位に後退するも、なんとか5位は死守。
フィニッシュ:ローリングスタートのタイム差により、なんと総合3位で迎えられ、大きな喜び。なんとエイジグループ2位とは2時間差とのこと!
収穫と課題:暑さとエネルギー不足まではトレーニングの成果を感じられ、擬似世界選手権として順位争いを楽しめた。基礎ペースの安定と向上は確認できたものの、疲労は大きく残る結果に。
練習的な位置付けなれど、やはりレース後の余韻は格別のもの。レースの中でしか確かめられない課題もトップで走る事で明確になったり、脳内でワールドチャンピオンシップの順位争いに変換して、大いに楽しめた。
今後:ニース世界選手権への参戦を決意。スピードを上げる練習へ移行し、今年も世界のアワードを目指す。9月14日ニース世界選手権に向け、5ヶ月間スイムバイクラン対策強化していこう。
(竹谷賢二)
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