こんにちはスタッフの岡崎です。先日群馬県某所で、我々スペシャライズドストア向けに行われたTarmac SL8の試乗会にてがっつりライドをさせていただきましたので、一足先にインプレッションをいたします。
皆様も心待ちにしていたかと思います。この記事はスペックや価格等にも軽く触れさせていただきます。
一見大きな変更は見えませんがシートステイやシートチューブ、そしてヘッドユーブの外見が大きく変わっています。
シートチューブはTarmac SL7のシートポストと同じ太さになっているそうです。
皆さんが注目するのはこのヘッドチューブかと思います。
ノーズコーン形状という名称になります。画像で見るより圧倒的に美しく、何よりかっこいい。
そしてBB周りは、よりスリムになりましたが、高い剛性を実現しています。
コースは約15kmでアップダウンもあり、良し悪しを味わうには抜群のコースでした。
SL8のフレーム重量は685gと非常に軽量で、SPECIALIZED(ベースグレード)のAethosのフレーム重量を下回る程の仕上がり。
SPECIALIZED(ベースグレード)のフレーム重量は699g(実測)
Aethosの開発技術を活かしたこともあり、ペダルを踏みだした際の反応速度はピカイチ。自分のパワーが地面に伝わるまでにタイムラグを感じません。
登坂力はヒルクライムが苦手な私でも、ペースを掴みやすく、軽やかに登れます。下手な軽量バイクより、SL8の方が圧倒的なポテンシャルを秘めているなと感じました。
軽量バイクのデメリットである、ダウンヒル性能。慣性が働かず、うまくスピードに乗らないのが、多くの軽量バイクの特徴とも言えます。
ところが、踏めば踏むほど加速し、気づくと60㎞/hを優に超えそうなスピードに。このまま踏めば70㎞~80㎞は簡単に出せそうだなと思いました。※出してはダメです。
ダウンヒルでのコーナーは高度なスキルを求められ、高速域での侵入は正直怖いです。SL8はMTBのような安定性を持ち、べたっと地面に張り付いて、まさにプロ選手のようなコーナリングを可能にしてくれました。
そして軽量化、空気抵抗の削減のために、シートポストが細くなりました。それに伴い、SHIMANO Di2バッテリーがシートポスト下に取り付けへと変わっています。
重心が下に移動した事で、ふりの軽さやコーナリングでの安定性を感じました。
エアロダイナミクス、今皆さんが一番気になっている部分だと思います。
今回走ったコースは起伏が激しく、フラットな直線に辿り着くまで時間がかかりました。
フラットな路面をしっかり走るまでは、このバイクがVENGEを超える空力性能を誇る訳がない、なんて思っていましたが、このバイクはあらゆる場面で常識を覆してくれました。
とにかく速い。踏んだ際の反応も良く、AETHOS + VENGE + SL7というような感じ。
ここ最近のスペシャライズドの開発技術をこれまでかというほど詰め込まれたバイクです。
振りが軽く、こんなにもスピードが出やすい、これまでのエアロロードバイクの常識を覆しています。素晴らしい。そして欲しいなぁ。そんなバイクです。
まず『ライドクオリティ』というのは和訳すると、乗り心地という意味になります。
前作のSL7やVENGEに比べると圧倒的に快適性が上がったのはもちろん、ハンドリング性も上がっております。
ロングダウンヒルではコーナーでの安心感が格段に上がり、ブレーキングも最小限にとどめることができました。それにより、ロングライドでの手の疲労感も少なくなりました。
また縦方向の振動が少なく、お尻の痛みも減り、路面の悪いコースでも安定した走りを実現してくれました。
これまでのエアロロードバイクの常識を覆した、SL8。 軽量なのに優れたエアロダイナミクス。そして高い剛性にも関わらず、優れたライドクオリティ。
まさに矛盾を実現したバイクと言っても過言では無いかと思います。
見た目だけでは判断が難しいので、ぜひ乗ってSL8の本質を体感してください。
当店の試乗車は52サイズでご用意しております。また系列店のビーチラインバイシクルには49サイズの試乗車をご用意しております。
8月18日(金)より試乗可能となりますので、お間違えのないようよろしくお願いします。
史上最速のレースバイクを是非体感しに来てくださいね。
オーダーは随時受け付けております。また全国でオーダーが殺到している為、既に品薄となっておりますので、検討中の方はお急ぎください!
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