超軽量かつe-Bikeに見えないフォルムで、MTBの可能性を最大限に引き出してくれるバイクとして、2019年にスペシャライズドが日本でe-Bike Levo SLを発表してから早4年が経ちました。
モーターだけではなく、フレームまで刷新された新型Levo SLを試乗してきましたので、ご紹介したいと思います。
今回試乗したのは、新型【Levo SL Comp Carbon】
まずは変更点をご紹介します。
注目は新型SL1.2 MOTORです。
SL1.2 MOTORは、トルク50N/m ピークパワー320wになっており、
前モーターのSL1.1 MOTORとトルク35N/m ピークパワー240wと比較しても大幅に性能が上がっています。
またモーター音も少なくなりTURBOモードでもスムーズなアシストになったように感じます。
トップチューブのスイッチ周りは、マスターマインドTCUを装備。
多機能で細かなアシストモードの変更も可能です。
フレームにも大きな変更点があります。
サイズ展開に関しては、style-specific sizing(S-Sizing)というスペシャライズドがトレイルバイクで展開をしている規格を採用。
ヘッドチューブの長さとスタンドオーバーハイトの高さはほぼ同じ。サイズによってリーチとフロントセンターの長さが変わり、サイズが小さいと機敏なハンドリング、大きいと安定性と乗り心地重視となります。
お好みのライドスタイルを加味してサイズをチョイスして下さいね。
またサスペンションのトラベル量はベースになった【Stumpjumper EVO】と同様にフロント160mm、リア150mm(S1サイズは別仕様)。
ジオメトリーの調整機能もStumpjumper EVO譲り。
ヘッドチューブアングルは3つの設定が、ボトムブラケットは2つの設定が可能で、計6つのジオメトリーをライドスタイルや路面によって調整可能です。
マレット仕様となり、フロント29インチ、リア27.5インチが標準となります。
下り系から発展したマレット規格ですが、走破性を考え【フロント29インチ】、小回り&低重心の【リア27.5インチ】になっています。
しかしながら、ホルストリンク部分を変更し、リアホイールを29インチにして走るのも楽しそうです。
リアユニット右側にあったサイドアームはフレーム構造の変更によりなくなり、シンプルになりました。
ショックユニットもRXチューンをしているサスペンションとなり、リザーバータンク付きのユニットとなります。(S1サイズは別仕様)
新型Levo SLはモーターのパワーや滑らかさなどの性能がとても高くなっております。まるで通常のMTBをパワフルに走っているかのように感じます。
またMTBとしての性能も向上したので、スムーズなコーナリングなども印象が強いです。
◇◇◇
今回の試乗の際には、カナダからスペシャライズドのグローバルライダー 【Matt Hunter(マット・ハンター)】や、【Matty Miles(マッティ・マイルズ)】も駆けつけてくれました。
彼らは、すでに新型S-Works Levo SLに乗っており、「新型Levo SLは、日本のトレイルにとてもマッチしたバイクだよ!」と言っていたのが印象的でした。
左:Matty Miles、右:Matt Hunter
名前をタッチすると彼らのインスタグラムが開きます
Matt HunterのS-Works Levo SL。すでにカスタム仕様になっています。
こんなスタイルの走りをしてみたいですね。
いかがでしたでしょうか。
さらに快適に楽しいバイクに生まれ変わったe-MTB Turbo Levo SL。
ぜひ実物をご覧にスペシャライズドストアにご来店ください。
この試乗で撮りためた新型Levo SLの美しい画像をぜひお楽しみください。