「空気を入れるだけなのに、なぜこんなにも面倒なのか…フレンチバルブのネジの開閉、案外ストレスだよな」と感じたことがあるはずです。
そんな“長年の当たり前”を変える新世代バルブが登場しました。
その名も「クリックバルブ(Clik Valve)」。
今回は、ネジ操作いらずの“超快適バルブ”が、果たして本当に「第4のバルブ」となり得るのか?
今回は実際の使用感・メリット・注意点をまとめてご紹介します。

ワンタッチ式の新構造。見た目はシンプルだが、従来の仏式・米式とは全く違う操作感。
Contents
クリックバルブは“押し込むだけ”の新しいバルブ規格です。
従来のように
といった手順が一切不要。
ポンプヘッドを 「カチッ」と押し込むだけで装着できます。

通常のポンプのようにロックレバーが無く、押し込むだけでロック。あとはポンピングして指定空気圧まで入れるだけ。また仏式のようにネジの開閉の必要がないため、手袋をしたままでもスムーズに簡単に空気を入れることができます。
クリックバルブが“革命的”と言われる理由は以下の通りです。
① 操作がとにかく簡単

片手クリックで接続できるため、初心者でも迷わず、力の弱い人でも扱いやすい。
②今使用しているポンプがそのまま使える

専用のヘッドをポンプヘッドに装着すればOK
③ 空気漏れしにくい&安定した気密性

従来の「ネジの締め不足」などによる空気漏れのリスクを大幅に軽減。
④」 空気の流量が従来より多い

空気が一気に入りやすく、ビードが上がりやすいので、チューブレスユーザーにもメリット大。
⑤ バルブの破損が起きにくい

先端の細いネジ部分が無いため、仏式でありがちな“先端を曲げてしまう心配はありません。
⑥バルブ先端の短いものでもしっかりキャッチ
またクリックバルブにコアを交換すると、若干長くなるのでキャッチがしやすい。

ホイールから出ているバルブの長さが短いと、ポンピング中に抜ける時がありますが、その心配がありません。
①米式対応のポンプヘッドにクリックバルブヘッドを装着する

②フレンチバルブコアをクリックバルブに交換する

クリックバルブにはメリットが多い一方で、以下の点は要チェックです。
①バルブコアが交換可能な仏式チューブが必要

※写真のようにコアの一部がフラットになっているチューブはコアを外し交換することができます。

②一部製品は専用の ポンプヘッド またはアダプターが必要

※ポンプヘッドアダプターを装着すれば問題なし
③まだ普及途中のため、出先にあるポンプが対応していない場合がある

※ポンプヘッドアダプターを携帯すれば問題なし
100年以上続くバルブシステムは、もはや“完成されたアイテム”だと誰もが思ってたはず。そこに登場した、まったく新しい発想は革新的な構造でありながら、導入コストの安さは群を抜いています。家庭用のフロアポンプ用と携帯ポンプ用に、初回こそヘッドを2つそろえる必要がありますが、バルブコア自体は前後セットで¥1,360-と、気軽に試せる価格帯。

複数台持ちのライダーでも、この価格なら“全車クリックバルブ化”も十分現実的。
そしてチューブレス時代に突入した今、この規格は“第4のバルブ”となる可能性を秘めています。

たかがバルブ、されどバルブ・・・ライド前の欠かせない儀式である「空気を入れる」という動作が、これほど簡単かつ快適になるのは、間違いなく魅力的なアイテムといえるはずです。
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