今さら聞けないシリーズ・・・チェーン注油方法とベストタイミングとは?

  • 公開:2025.12.5
  • 更新:2025.12.5

あなたはどれくらいの頻度でチェーンに注油していますか?

オイルの種類、走行距離、走行環境によって最適なタイミングはライダーによってさまざまですが、
「キュルキュル」と音が鳴り始めてから注油するのは完全にアウト!
オイル切れの音が出ているということは、すでに金属同士が擦れてしまっている状態です。

チェーンやスプロケットにダメージが入る前に、定期的な注油を行いましょう。


■ オイル切れが招くデメリット

オイル切れたチェーンで走行すると、バイクの性能は一気に低下します。

① 変速性能の低下

チェーンは動きが渋くなり抵抗が増えます。
その結果…

  • 変速時の音が大ききなる
  • スプロケットにチェーンがうまく乗らない
  • 変速がワンテンポ遅れる
  • シフトミスが増える
    など、変速性能が著しく悪化します。

② チェーン・スプロケットの摩耗が早まる

金属同士が直接擦れるため、摩耗が一気に進みます。
結果として

  • チェーン伸びが早くなる
  • スプロケットやチェーンリングの寿命が短くなる
  • メンテナンスコストが増える
    といったデメリットにつながります。

③ ペダリング効率の低下

潤滑のないチェーンは抵抗が大きく、無駄な力が必要になります。


同じ力で踏んでいても、進みが悪いと感じることも…。


■ おすすめオイル

ライドスタイルや走行シーンによって最適なオイルは変わります。そのため
「これ一本が絶対おすすめ!」というものは存在しません。

ただし、現在はロード・クロスバイク問わずディスクブレーキが主流です。
スプレー式オイルは誤ってローターに付着したり、霧状のオイルが舞ってパッドにかかるリスクがあります。

そのためにオイルの種類というより、注油方法としてスポイト式がおすすめです。


ではスポイト式のオイルを使用して、どのように注油するのが正しいのか説明します。


■ 正しいチェーン注油の手順

① チェーンの下側にウエスを当てる

オイルが床やフレームに垂れないよう、不要なウエスをチェーンの真下へセット。

② 一コマずつ丁寧に塗布

2-1. ローラーに確実に浸透させるため、一コマ一コマ丁寧に塗布する


2-2. チェーンリング〜テンションプーリー間は約27リンク。


  クランク4回転でチェーン一周分に塗布できます。
2-3. ローラー内部まで浸透させるため、塗布後は 5分放置 します。

③ 側面の余分なオイルをしっかり拭き取る

チェーンリングやカセットと接触するのはチェーンの上下方向。
側面に付いた余分なオイルは埃を呼ぶため、しっかり拭き取ります。


■ ガクコメ

チェーンオイルを塗布することで金属同士の摩擦が減り、チェーンの寿命や変速性能が向上します。
そのため、皆さん定期的に注油をされていると思いますが…注油だけを繰り返すのは要注意です!

汚れたオイルに埃が付き、その上から注油 → また埃 → また注油…こうして オイルと埃の“ミルフィーユ”状態 が出来上がってしまいます。
これが進行するとバイクのパフォーマンス低下にもつながります。

もちろん毎回チェーンを脱着して洗浄できれば理想ですが、クイックリンクは再利用禁止です。

毎回クイックリンクの購入を考えると現実的ではありません。


そこでおすすめなのが
👉 case型チェーンクリーナー(チェーンを付けたまま洗浄できる道具)

実際に使用すると、驚くほど真っ黒な汚れが出ます。


最高のバイクを、最高のパフォーマンスで楽しむために。


定期的な注油に加えて、2回に1回はチェーン洗浄を取り入れましょう!


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