バルブコアの交換してますか?

  • 公開:2025.10.20
  • 更新:2025.10.20

パンクリスクの軽減や乗り心地の向上といったメリットから、クリンチャーからチューブレスへ移行するユーザーが増えています。

そしてチューブレスタイヤの必需品であるシーラント
パンク防止や気密維持に欠かせないアイテムですが、実はバルブコアの劣化を早める原因になることがあります。

バルブコアってなに?


そもそもバルブコアとは、バルブの先端にある小さな弁(栓のような部品)のことで、バルブ本体の先端に装着します。空気を入れるときは開き、入れ終わると自動で閉じて、空気が抜けないようにする役割があります。

たとえばロードバイクの仏式バルブだと、細い金属の棒(ピン)のように見える部分がバルブコアです。写真の小さなパーツがバルブコアで、上のバルブがコアを装着した状態です。


なぜバルブコアが劣化するのか

ラテックスの固着

これがバルブコアの内部やスプリング部分に付着すると、開閉がスムーズにできなくなったり、エアが入りにくくなったりします。

化学成分による腐食

一部のシーラントにはアンモニアなどの化学成分が含まれており、金属(特に真鍮やアルミ)を腐食させることがあります。
最近の多くの製品は「アンモニアフリー」ですが、古いタイプや安価なシーラントでは注意が必要です。

※スペシャライズドのTLR SEALANTは、アンモニア、タンパク質、ラテックスゴムを含まないので、アレルギー反応やバイクのパーツへのダメージのリスクはなし。

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気密不良のトラブル

シーラントが乾いてコアの周囲にこびりつくと、エアの通り道が塞がれてしまい、空気が入らない・抜けないといったトラブルも起こります。


トラブルを防ぐためのポイント

定期的な清掃を習慣に

2〜3か月に一度は、バルブコアを外してパーツクリーナーや中性洗剤で軽く洗いましょう。

シーラント注入時はコアを外

コア付きのまま注入すると、内部にシーラントが入り込みやすくなるので、コアを外してからシーラントを注入する。

バルブコアは消耗品と割り切る

年に1〜2回の交換を目安にすると、突然のエア漏れなどのトラブルを防げます。


ガクコメ

夏の間調子のよかったガクターマック・・・2週間ほど前に通勤時にタイヤへ空気を入れていたときのこと。適正空気圧までしっかり入れて、ポンプヘッドを抜いた瞬間「シューッ」と空気が漏れる音が……。

最初はバルブコアを締めると音が止まったので、あまり気にしていませんでした。
ところが最近、その「シューッ」という音がだんだん大きくなってきて、「これはまずいかも⁉」と、バルブコアを取り外して確認してみると……こんな感じです。


わかりますか? よく見ると、コア下部のゴムパッキンが変形しています。

ちなみにこちらが新品のコア。


ゴムパッキンの形がきれいで、しっかりしていますね。

コア自体は比較的安価なパーツなので、予備をいくつか持っておくのもおすすめです。
「ここ一番」というときにトラブルにならないよう、消耗品と割り切って定期的な交換がおすすめです。

「自分のタイヤは大丈夫かな?」と思った方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

またシーラント補充の重要性についてはこちらから


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