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そして迎えたレース当日。
朝4時50分
駐車場に到着しローラー台でアップを開始。

乳酸を溜めないように心拍を上げ、身体も頭もレースモードへ切り替えていきます。
アップを終え、スタート会場へ移動。

会場はすでに数え切れない数の選手が待機中。
そしてスタート5分前になると、さすがに緊張感が高まります。

いよいよスタート!
ここからはレース中なので、写真無しで文章をお楽しみください(笑)
富士ヒルの一般カテゴリーはネットタイム計測のため、スタート直後はパレード走行となりますが、それでも独特の空気があり、スロースピードなのに周りの選手がみんな強そうで怖い。緊張で押し潰されそう店長ガク…この緊張感がパワーになれば最高だがドキドキは治まらない。
そしてスタートから数分、前方に計測開始ラインが見えた瞬間、集団内でシフトチェンジの音が響き空気が一変します。
そして計測ライン通過と同時に、一気にスピードが上がりレーススタート。
いよいよ前回の記録1時間21分53秒との勝負が始まつた。
前回はスタート直後に踏み過ぎて後半失速してしまった反省から、今回はとにかくスタート直後は抑えて冷静に走ることを意識しました。
サイコンと目標タイム表を見比べながら、自分に合うトレインを探す。
速すぎる集団には無理についていかず、余裕のあるペースで進む作戦のはずが…
無理!
次々と現れる速いトレインや周囲の雰囲気に引っ張られ、気付けば前回と同じペースに。
それでも鬼門の1合目までは大きく崩れず到達。まだまだ脚に余裕はある。
ここからが本当の勝負!
勾配がキツイ区間ではパワーを維持し、緩斜面では積極的に攻める作戦は変わらない。
周囲の景色を見る余裕はなく、ひたすら前のライダーを抜くラインを探す。
1人でも1秒でも前へ。
胸が熱く、呼吸が苦しい・・・耳に入る荒い呼吸音、全員が限界に挑んでいる!苦しいのは自分だけじゃない!そう自分に言い聞かせひたすら脚を回す。
いい感じのトレインに乗っているつもりだったが少し速いか?
後半に向けペースをコントロールしなければいけないのに、少し速いトレインを降りる決断ができず、そのままのペースで走る。
レース開始から50分近くが経過し、いよいよ脚の疲労を感じ出す…乗ったトレインが速すぎたか?降りるタイミングをミスったか?
いろいろ頭をよぎるが、標高2,000mを超え、酸素が薄くなってきたのか、急に脚が重くなるのを感じる。
そこまで呼吸も苦しくなく、乳酸が溜まる感じもないのに、ただただ脚が重く感じる。
そんな中、大沢駐車場の和太鼓の応援が背中を押してくれる。
ハムストリングスもピリつき、悲鳴を上げ始めている。
頭の中で「集中、集中、集中」を繰り返し、サイコンのデータを確認しながらペース維持。
そして迎えた最後の勝負どころ。
今回もっとも重要視していた平坦区間。
ここでタイムを削るためにRAPIDE CLX IIIを選んだと言っても過言ではありません。
下ハンドルに握り変え、ギアを上げて加速。
前方のトレインへ飛び乗り、残った力をすべて使い切るつもりで踏み続けます。
気付けば濃い霧が発生し、前方の視界は数メートル。
一瞬の判断ミスも許されない状況で、前を走るバイクのタイヤと周囲の音だけが頼り。
さらに集中力を上げ、平坦区間を何とか乗り切る。
そしてゴールまで残り500m。
S-Works Tarmac、RAPIDE CLX III、トレーニング、機材選び。自分なりにやれることはすべてやってきました。
科学的なトレーニングもした。
軽量化もした。
禁酒も
最後の武器は…根性
乳酸で痺れる脚を無理やり回し続ける。
霧の向こうからフィニッシュラインのDJの実況が聞こえてくる。
残り50m。
サドルから腰を上げ、最後のダンシング。
酸欠で頬がピリつく中、全身の力を振り絞ってゴールラインを駆け抜けました。

※写真はイメージです(笑)
タイムはまだ分からない。
それでも、とにかくゴールできたという安堵感でいっぱいでした。
ゴールから数メートル、脚の力が抜け、その場にバイクを寝かして座り込む

・・・店長ガク灰に(笑)
そして周りを見渡すと笑顔の人、悔しそうな人、抱き合って喜びを分かち合っている人、いろんな人がいるが、共通しているのは全力を出し切った達成感ではないだろうか。
自分のレースが終わったら、今度はお客様の応援!
タイミングよくゴールシーンの動画を撮れた客様も
山頂ではゴールしたお客様と記念撮影タイム

みんなで健闘を称えあってから、グループで安全に集団下山

そして下山後、恐る恐る公式リザルトを確認
そこに表示されていたタイムは・・・
1時間19分50秒
おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
20分切り達成。
そして前回から2分03秒短縮。
S-Works Tarmac SL8に乗り換え、富士ヒルで自己ベスト更新という確かな結果を手にすることができました。

ありがとうTarmac!
国内屈指の人気ヒルクライムレース「富士ヒル」
ヒルクライムは苦しい、本当に苦しい。
ただペダルを回し続けるだけなのに、脚は悲鳴を上げ、呼吸は限界に達し、何度も「もうやめたい」と思う瞬間があります。
それでも毎年多くの人がこの舞台に挑戦するのは、その苦しさの先にある達成感を知ってしまったからでしょう。
今回、店長ガクは自己ベストを更新し、ブロンズリングを獲得することができました。

目標としていた結果を残せたことは素直にうれしく、納得のいくレースでした。
しかし、その一方で心のどこかに悔しさも残っています。
シルバーリングまで、あと少し・・・やっぱりシルバーを獲りたい。

富士ヒルが終わった瞬間、来年の富士ヒルが始まっている。
そんな気がしてなりません。
このブログを読んで少しでも富士ヒルに興味を持った方。
来年一緒に富士ヒルクライムを走りませんか?
楽しく走るのもスポーツバイクですが、トレーニング、レースの厳しさの先にある感動を見つけましょう!
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