神奈川県厚木市はスペシャライズドジャパンで行われたTARMAC SL9 の試乗会に参加してきました。試乗会の様子とインプレッションをご紹介します。

会場はスペシャライズドジャパン本社。試乗会は1週間かけて行われ、全国のスペシャライズドストアのオーナーやスタッフが集まりました。

完成車やフレームセットが展示され、試乗の前には、細かい仕様や制作秘話などを聞き、TARMAC SL9への理解を深めました。とくに今作は、コンピュータ上の数値だけではなく、どれだけ実世界に近い環境でシミュレーションを行うかに焦点が置かれ、尚且つプロ選手からのフィードバックを得て、完成に至ったとのことでした。

いよいよ実走へ。コースは河川敷や農道の平坦区間と上りを加えたバリエーションに富んだレイアウトでした。

乗ってすぐに感じたのは、平坦でのスピードの伸びの良さ。走り出して最初のひと踏みから、これまでのTARMACとは少し違う滑らかさを感じました。まるでスポーツカーが空気の流れを整えながら路面を駆けるように、バイク全体が地面に吸い付くような安定感があり、速度に関係なく自然と前へ進んでいく感覚でした。それはSHIV TTに近いスピード感を得たような印象。それがTARMAC SL8そのままの軽さバイクで生み出せるのですから笑顔が止まりませんでした。

エアロ感と路面追従性が向上した印象から、ダンシングも軽快さと安定感を感じます。平坦と登坂でのダンシングはSL8と比べてもスピードのもたつきもなく、体重を乗せて踏むとぐいぐいと進んでくれました。BB周辺とヘッドまわりの剛性感はSL8と比べて少し上がったような感覚をうけました。

乗り心地にも変化が。TARMAC SL7では硬めで乗り心地がゴツゴツした印象でしたが、TARMAC SL8ではそれがだいぶ「しなやか」になり振動吸収性が高まった印象でした。今回のTARMAC SL9は、SL8のそれと同等かそれ以上に快適性が向上した感覚がありました。完成車では30Cのタイヤが標準装備されており、その部分も大きいとは思いますが、フレームのリアバックとくにシートチューブがエアロに変更されたにも関わらず快適に感じるのは、SL8やAETHOSで培ったカーボンの積層技術の賜物だと感じます。

TARMAC SL7から始まったエアロロードバイクとしてのTARMACは、そのエアロ性能と軽量性、乗り心地までも手に入れ、ここに極まったと言えそうです。
スペシャライズド福島では、S-WORKS TARMAC SL9 – SRAM RED AXS 52サイズの試乗車をご用意しています。ぜひ最新のTARMAC SL9 をご自身の身体で体感してください。
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