ロードバイクで雨中走行をした後は、水分・泥・砂によるサビや摩耗を防ぐために、早めのメンテナンスが重要です。
走行直後〜翌日までに行うべき基本的なメンテナンスをご紹介します。
1. 洗浄
- フレーム・ホイール洗い
- 水で軽く全体の泥・砂を流す(高圧洗浄機は避ける)。
- 基本的には中性洗剤を使用し、スポンジ洗浄 → すすぎを行う。
- ドライブトレイン洗浄
- チェーン・スプロケット・チェーンリングに付着した泥をブラシで落とす。
- 必要に応じてチェーンクリーナーやディグリーザーを使用。
- ブレーキまわり
- ディスクローターやリムブレーキ面の泥・油分をパーツクリーナーやアルコールで拭き取り。
2. 乾燥
もし1の洗浄ができない場合、こちらから始めても問題ありません。
- フレームや各パーツをマイクロファイバーウェスなどで水分を拭き取る。(タオルでも良いですが、マイクロファイバーウェスの方がフレームなど傷がつきにくいのでおすすめです)
- タイヤの表面の砂などは、タイヤの劣化やパンクの原因になるので、しっかり拭き取る。
- 可能ならコンプレッサーやエアダスターなどで、ウェスで拭ききれない隙間などの水分を飛ばす。
- 特にチェーン・スプロケット・ディレーラーの可動部は、サビの原因になるので重点的に拭き取り、水分を飛ばす。
3. 注油
- チェーン:完全乾燥後にチェーンオイルを1リンクずつ差す → 余分な油は拭き取る。チェーンオイルは自転車チェーン用の潤滑剤がおすすめです。オイルの中には様々な溶剤が混ざっているものがあるので、逆にチェーンの寿命を短くしてしまうものもありますので、ご注意ください。
- ディレーラーの可動部やワイヤーエンドにも軽く注油します。
- 雨後は水置換性のあるチェーンルブの方が持ちが良い。
4. 点検
- ブレーキ:制動力の低下やパッドの摩耗確認(泥で削れやすい)。
- タイヤ:小石やガラス片の食い込みがないか確認。
- ワイヤー・ベアリング部:引きの重さやガタつきがないか。
- ホイール回転:ベアリングの異音や抵抗感の有無。
5. 翌日以降の追加ケア
- 雨の後は水分が内部に残っている可能性があるため、数日後にもう一度チェーン・BB・ヘッドパーツまわりを確認。
- 長距離や強い雨の場合は、BB・ヘッド・ハブのグリスアップも検討。
ポイント
雨の後の一番の敵はサビと泥の蓄積。
走行直後に「洗う→乾かす→油を差す」をセットでやると、パーツ寿命が大きく伸びます。
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