新しく登場したNew Levo SLは一体どこが違うのか。早速乗り比べてきました。

新しく登場したNew Levo SLは一体どこが違うのか。早速乗り比べてきました。

発表され各所で話題になっているNew Levo SL。
カタログスペックを見る限り相当な進化を遂げていることがわかります。
しかし、いくら数字を並べても実走しなければわからない事も多いのが事実です。

そこで、早速スタッフ数人連れ立って先代Levo SLと比べどれほど変わったのかを体感するため、実際にトレイルを走ってきました。

まず初めに断りを入れておきます。
New Levo SLは名前こそ同じですが、バイクとして全く違うものに進化しています。

テストコース紹介

テストで走ってきたコースはスムースで走りやすいダブルトラックと、木や竹の間を縫うように走るシングルトラックがメイン。

いくつかあるコースの中にはタイトなスイッチバックや木製ラダーなども設けてあり、クロスカントリーバイクからトレイルバイクまで幅広く楽しめるコースでした。
そしてフラットな場所が少なくのぼり下りが連続するため、e-MTBで走るには最高のコースです。

トレイルスタート地点まで

もちろんトレイルに入るまではひたすら上り坂 。

駐車場からアプローチする際、特に意識する事なくペダルを回すだけで、今までのLevo SLとは全く違うパワーに驚きました。

今までのLevo SLだとアシストモードを「トレイル」にセッティングして走るような急斜面が現れても、New Levo SLなら「エコモード」のままでぐいぐいとアシストしてくれます。
それでいてガレていたり勾配が急な上り坂でも前輪が浮き上がり空転する感じは無く、しっかり地面をとらえて気持ちよく登ることができました。

もちろんアプローチだけではなくトレイルとトレイルを繋ぐ上り返しや、起伏の変化が激しい場所でも余裕のあるライドが可能です。

今までのLevo SLでも申し分なかったのですが、New Levo SLのアプローチやトレイルの登りが全くの別物に変わります。

トレイルの下り

上りでNew Levo SLのe-MTBとして美味しいところを味わい、次に待ち受けるのはトレイルの下り。

下りに入るとe-MTBに乗っているというのを忘れてしまうほどのライドフィーリングです。
取り回しの容易さはペダルバイク並み。ベースになったStumpjumper EVOに乗っているのかと勘違いしてしまうほど。

今までのLevo SLと重量はほとんど変わりませんが、バイクの挙動を掴みやすくハンドリングが軽快で、とにかく扱いやすいです。

バイクの重心が掴みやすいことや、マレット仕様(フロント29インチ リア27.5インチの前後異径)なのとあいまってタイトなコーナーもひらひらと軽快です。
コーナー前のブレーキも普段乗っているバイクと同じような感覚で、e-MTBであることを感じさせません。

今までのLevo SLに比べ、スピードが出やすい場所でも細かな凹凸にはしっかり反応し、木の根やラダーがあってもその存在が気にならずバイクがスルスルと進みます。

モーターが小型化しQファクターが狭くなったことで、ペダルにしっかり荷重しやすくなりバイクコントロールがさらに容易になっています。
小柄な方・ペダルバイクに慣れ親しんでいる方は、今までのLevo SL以上に下半身が安定することうけあいです。ライド中にジャンプなどのアクションを入れる方にもこの変化は嬉しいと思います。

S-サイジング

店頭でもよくお尋ねいただくS-サイジングでのバイクサイズ感ですが、身長166cmでゆるゆる近所のトレイルを散策する事がメインなスタッフはS2サイズがとてもしっくりきました。

もし下りメインのパークに行くとしても、ヘッドアングルの調整機能やフリップチップでの調整機能で幅広いセッティングが可能ですので、十分にカバーできると思います。

もちろん同じ身長でも安定性や荒れた路面での走破性を求めるならS3をチョイスしてください。十分に問題なく操作は可能です。

スタッフ所感

これは非常に個人的な感想になってしまいますが、自分よりマウンテンバイクが上手い人とペダルバイクで一緒に走ると「足引っ張っているのではないか」「待たせてしまっている」という心配や焦りが生まれます。

しかし更なるアシストの進化と下りでの安定感向上したNew Levo SLは、それらのテクニックや体力などの不足している箇所を見事に補ってくれます。

それによって安心して遊べる自信がつきますし、他の人と一緒に走りたくなります。そしてもっとマウンテンバイクを練習する気にさせてくれる素敵なバイクです。

つい面白くなってしまい、大人気なくヘトヘトになるまで遊びすぎてしまうのが唯一の問題でしょうか。自走でないならバッテリーが切れるより人間のスタミナが切れる方が早いかもしれません。

まとめ

冒頭にも申し上げましたが、「Levo SL」と名前こそ同じですが、New Levo SLはマウンテンバイクとして全く別の次元に進化しています。
モーター・フレーム・サスペンションの全てが大幅に変更されたことで、トレイルをもっと身近に感じさせてくれて、マウンテンバイクでしたいと思っていた走りをそのまま実現できます。

New Levo SLはe-MTBとして、そしてトレイルバイクとしても間違いなく究極のバイクです。


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