スペシャライズドのカーボンロードバイクには、3 Icons と名付けたラインアップがあります。
3車種それぞれにはテーマがあり、Tarmac(ターマック)は「勝利」 Roubaix(ルーベ)は「挑戦」 Aethos(エートス)は「自由」。
あなたにとってはどれがフィットするでしょうか?
筆者は「挑戦」の Roubaix SL8 ユーザーなのですが、今回は 3 Icons の中から「勝利」の Tarmac SL8 を実際に乗って比べてみました。
といっても筆者はレース歴はなく、ロードバイクであちらこちらへと走るのが大好きな完全なるホビーライダーです。その観点でのインプレッションですのであしからず。
Roubaix, Tarmac どちらもモデルチェンジを繰り返して来た歴史があり、現行モデルでは第8世代にまで進化し「SL8」の名称がつけられています。
Tarmac SL8 は、ツールドフランスに代表されるロードレースでの「勝利」を勝ち取ることが至上命題。
やはりオーラがありますね。速そうでカッコいいです。
今回テストで使ったのは S-Works Tarmac SL8
ズバリ軽い!
やはり軽さが際立っています。
ひと踏み目から感じる鋭さは何度乗っても感動です。
ペダリングに対する剛性が高い証ですね。
漕げば漕ぐほど進むので愉快!痛快!
筆者、思わず微笑んでしまっています。
普段乗っている Roubaix SL8 には、Future Shockと After Shock と呼ばれる衝撃吸収構造がされていて快適なんですが、Tarmac SL8 には採用されていません。
路面の凹凸はどうでしょうか?
ちょっと身構えて突入してみますと…
流石に Roubaix SL8 よりはコツコツと手ごたえを感じますが、
『 あれ?思ったより優しい 』
“反応のいいロードバイクはガツンガツンと突き上げがくる”という先入観はもう古いんだな、と気づかせてくれます。
Tarmac よ、ありがとう。
これならロングライドにも連れ出せます。
そして何よりも気持ちいいのが、巡航性の高さです。
エアロダイナミクスが効いていて高速域でもどんどん伸びていく。
「もっと速くもっと速く!」と Tarmac が囁いてきます。
Roubaix SL8もレーシングバイクなので速いんですが、この「囁き」が違うように思います。
え?分かりにくい? 失礼しました。
つまり… もっともっと速く走らせてみたくなってドンドン踏んじゃいます。
踏んでも踏んでもまだまだ伸びる感じがして、Tarmac が「もっと速く」と囁いているようです。
更に Tarmac のハンドリングはキレ味があって軽快。
凹凸のある路面でも安定性を作り出す設計になっている Roubaix とは一線を画します。
Tarmac に乗って「あそこの車線に入ろう」と想像した次の瞬間、もうその走行ラインに入っているイメージ。
シャープでカミソリみたいな感覚でしょうか。
混みあったレースでライバルの前に切り込んでいけるだけでなく、実はヒルクライムの時などに最小限の体の動きでバランスが取れるのでペダリングに集中しやすくなるのが魅力。
一段と軽量になったのも、もちろん嬉しいポイントです。
S-Works Tarmac SL8 52サイズ実測:6,670 g
Tarmac SL8 Pro 52サイズ実測: 7,140 g
ライダーの入力にはしっかりと応じてくれながら、
路面からの突き上げに対してはマイルドに抑えてくれる魔法のような剛性設計と
ライダーの体の動きに小気味よく応じてくれるジオメトリーが施されたカーボンフレームは
トップスピードの維持に寄与するエアロ形状も兼ね備え、その上軽い。
もうこれ以上は無い、と思ってしまう出来です。
Roubaix SL8 だけでなく、Tarmac SL8も欲しい…
と思ってしまった筆者でした。
スペシャライズドストアでは、Tarmac SL8, Roubaix SL8 の試乗車を取りそろえております。
ぜひ、ストアで乗り比べてみてください。
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