Ready to paint CRUX DSW Frameset
それはライダーの好きにやってくれということ

こんにちは。久しぶりにブログを書きます、代表の米倉です。

スペシャライズドのラインナップにはハイエンドまでラインナップするマスプロダクツなブランドには珍しい、というか変わったアイテムをリリースする事が毎年あります。

今回はそんな一台を個人的に購入しましたのでご紹介します。

Specialized Crux DSW Freamset

￥176,000【税込み】

トップエンドカテゴリー”S-WORKS”でもたまに出してくる、この”Ready To Paint”というもの、要は
”塗ってません。好みの色で塗るか、そのまま使うか、お好きなようにどうぞ。”
的な解釈で合っていると思います。

カーボンモデルでは塗装分の重量もそぎ落とし最軽量です！といったスパルタンに最軽量バイクを組み上げる方も興味を持たれるレディトゥーペイント、しかしこのフレームはいくら軽量なダルージオスマートウェルド製法で溶接されたアルミフレームとはいえ、CRUXにはれっきとしたコンペティショナルなカーボンラインナップが存在します。そんなある意味中途半端感、そんなある意味アルミ素地感、そんなある意味お金かけて作ったんだか作ってないんだかわからない感、がマイナー思考な米倉の心をくすぐり思わず購入、といった経緯です。

もちろんロゴはステッカーです。ベタッとしかではなく文字と文字の間がきちんと切り抜かれています。アルミのソリッド感を出すためでしょう。ベタッと貼ってしまえば文字と文字の間のはつや有になってしまいます。そういった作り手のこだわりは感じますが簡単に容赦なく剥がせます。

ヘッドチューブロゴももちろんステッカー。フォークはカーボン製。艶消しのカーボンフォークとアルミ素地のフレームの組み合わせが妙にかっこよいと感じてしまう９０年代のマウンテンバイクブームの時にこの業界に入った私。ステッカーを剥がしてビカビカに磨いたら昔のキャノンデールスーパーVのような輝きをみせてくれると思いますが、そんな指紋が消えてしまうようなことはしません。

ダルージオスマートウェルド感があるBB周り。すべてのステッカーを剥がして、どこのフレームでしょうか？的なクイズをだしても回答を導き出せる特徴があります。

スペシャライズドのグラベルカテゴリーにはDEVERGEという、BBが低く荷物もいっぱい積めちゃうよりグラベル感が強いというか、よりアドベンチャー感に包まれたバイクがあります。数年前に純血のシクロクロスバイクからグラベルカテゴリーもこなせるマルチユースなジオメトリーになったCRUX、さらにはアルミ。スペシャライズド公式Youtubeでは水路でちょっと飛んじゃったりしてるCRUX DSW。ある意味中途半端感、でもそんなちょっと何物にも縛られない感がたまらなく楽しいライドをさせてくれそうでもあります。

久しぶりのフレーム組（今っぽく言うとバラカン）、そんな組むのが楽しみなCRUXをこんなカスタムが待っています。

９０マウンテンバイクライダーはすぐにフォーク変えたくなるあるある。

組みあがったらまたご紹介します。

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