敬遠されがちなディスクブレーキのクリー二ング、皆さんの愛車はどうですか?

  • 公開:2022.12.11
  • 更新:2024.03.11

ディスクブレーキのロードバイクが登場してきて数年が経ちブレーキ性能は飛躍的に向上してきました。

しかしそんな高性能なディスクブレーキもクリーニングを怠れば当初の性能を発揮できません。

今回はそんなディスクブレーキ周りのクリーニングについてのご紹介です。

 

いつも色々なところへ連れて行ってくれるロードバイク。

フレームはキレイにしていても、よく見てみると各パーツ周りに汚れが多く付着していることがあります。

 

ブレーキパッドを外してみるとキャリパー内部まで汚れていることがわかります。

このような汚れが原因となり様々なトラブルを引き起こすことがあります。

そうならない前に定期的なクリーニングが欠かせません。

 

ブレーキパッドを見てみましょう。

右が新品で、左が使用中のものです。

見比べてみると半分近く減っていることが分かります。

SHIMANOのブレーキパッドは厚み0.5mm以下が交換の目安となります。

この交換時期を超えて使用し続けると様々なトラブルを引き起こします。

 

今度はディスクローターを見てみましょう。

右が新品で左が使用中のものです。

比べると汚れ具合が良くわかります。

 

皆さん見落としがちなのが、金属製のディスクローターも摩耗し薄くなってくるということです。

新品と比べるとブレーキパッドの当たり面が薄くなっていますね。

減ってくるということはこちらもブレーキパッド同様交換する時が来るということです。

SHIMANOのディスクローターはブレーキパッドの当たり面の厚み1.5mm以下が交換の目安となります。

こちらもパッドよりは頻度は少ないですが、必ず交換時期がくると思っておいてください。

 

ではここからはクリーニングの様子を見ていきましょう。

今回はブレーキダストをクリーニングする方法をご紹介します。

ケミカルはWAKO’Sのフォーミングマルチクリーナーを使用しています。

素材などに非常に優しいクリーナーとなっておりすっきりと仕上がります。

 

まずは初めてクリーニングに挑戦される方でも簡単な、ホイールを外さずに行う方法のご紹介です。

汚れが付着しているのがわかりますね。

 

スプレーをすると泡が汚れを包み込み、しばらくすると液状に変化し汚れを浮かしてくれます。

その後軽く全体を水で洗い流してください。

フォーミングマルチクリーナーは水洗い不要の商品ですがブレーキ周りのクリー二ングの場合は、最後に軽く水で洗い流し浮かした汚れを除去してあげてください。

スプレーなどで吹きかけてあげると簡単に洗い流すことが出来て便利です。

 

水で洗い流した後、きれいなウエスでしっかりと拭き上げましょう。

エアダスターなどをお持ちの方は吹き上げ後、細かい水分や汚れを吹き飛ばしてしまうのも良いでしょう。

 

これだけキレイ仕上がります。

※注意※

クリーニング後すぐに乗り出そうとするとブレーキパッドにしみ込んだ水分が原因でブレーキング時に「キー、キー」音がすることがあります。

クリーニング後はすぐにライドに出かけるのではなく、ブレーキパッドを乾かすために少し試乗したりしてみてください。

 

では次にパーツを外した状態でのメンテナンス方法のご紹介です。

こちらの方がよりキレイにクリーニング可能ですので、工具などをお持ちの方は是非挑戦してみてください。

ブレーキパッドを外し、ブレーキキャリパー内部に付着している汚れも落としていきましょう。

しっかりとキャリパー内部もスプレーをし、先程と同様に液状に変化してきたら浮かせた汚れを水で洗い流しましょう。

その後きれいなウエスで拭き上げます。

キャリパー内部のピストンの側面も汚れが多く付着していることがありますので、綿棒などを使用しクリーニングするとよいでしょう。

 

次はブレーキパッドとディスクローターです。

こちらもしっかりスプレーをしていきます。

 

スプレーをするだけでもこれだけの汚れが落ちてきます。

 

よりしっかり汚れを落とすためにブラッシングしていきます。

この時使用するブラシは油分が付着していないもの使用します。

その後同じように水で洗い流した後、きれいなウエスで拭き上げます。

パッドはしっかり乾いてから組付けをしていきましょう。

 

※全体を通しての注意※

ディスクブレーキの天敵は油分です。

ディスクローター、ブレーキパッドに油が付着するとブレーキが利かなくなる場合があります。

そのため使用するウエスやブラシには必ず油分がついていないものを使用するようにしてください。

 

最後にクリーニング後、組み立てたものがこちらです!

汚れがキレイに落ちましたね!

汚れが多く付着した状態で使用し続けるとブレーキパッドやディスクローターの摩耗も早くなってしまいます。

パーツをより長持ちさせ、高性能を維持し、トラブルを回避するためにも必要なメンテナンスとなりますので皆様も愛車がどのような状態なのかチェック☑してみてください。

クリーニング方法にご不明点等ございましたら是非店舗メカニックまでご相談ください。

また店舗でもメンテナンスプランをご用意しておりますので、ご入用の際はお気軽にスタッフまでお問い合わせください。

スペシャライズド神戸では、ワークショップ「ディスクブレーキクリーニング講座」を開催しました。

講習の様子はこちらからご覧ください。

ワークショップ「ディスクブレーキクリーニング講座!」開催しました

 


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