スペシャライズドのロードシューズの最高峰、「S-WORKS ARES 2」と「S-WORKS TORCH」。
どちらもプロレースの最前線で使われているトップモデルですが、シューズの買い替えを考えたときに「結局、自分にはどっちが合うの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
結論…「安心感を求めるならARES 2」「一体感を求めるならTORCH」
その理由について、選ぶ側の目線で2足の違いを整理していきます。
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ARES 2は、10万件以上のフットスキャンデータから生まれた「Body Geometryラスト」を採用した、レースのための1足です。前足部の圧力を44%低減し、7ワットのパワー向上を実現したとされています。

アッパーには軽量かつ強靭な「Dyneema®(ダイニーマ)」ファブリック、クロージャーにはBOA® Li2のダブルダイヤルを搭載。足をしっかりと「ロック」しながらも、快適性を犠牲にしない。それがARES 2の持ち味です。

TORCHは、長年愛されてきたS-WORKS 7の後継モデルです。スティッフネスインデックス15という最高レベルの剛性はそのままに、カーボンソール内部のI-Beam構造によってS-WORKS 7比で20gの軽量化を果たしました。

アッパーは足の動きに追従するしなやかな素材。補強が必要な部分はしっかり支え、それ以外は自然な動きを許す。このバランスが、「履いていることを忘れる」ほどの軽さと一体感を生み出しています。
| 比較項目 | S-WORKS ARES 2 | S-WORKS TORCH |
|---|---|---|
| キャラクター | ロックダウン重視のレーシングフィット | しなやかなクラシックフィット |
| 重量 | 約263g(サイズ44/片足) | 約225g(サイズ42/片足) |
| アウトソール | ユニディレクショナルカーボン | FACTカーボン |
| クロージャー | BOA® Li2 ダブルダイヤル | BOA® S3 ダブルダイヤル |
| アッパー | Dyneema®ファブリック | しなやかな独自素材 |
| ワイドモデル | ー | あり |
| ホールド感 | ◎ | ○ |
| 一体感・軽快さ | ○ | ◎ |
| 値段(税込) | ¥69,300 | ¥49,500 |
※重量はメーカー公表値。計測サイズが異なるため、あくまで参考値としてご覧ください。

スペック表だけでは見えてこないのが、履いたときの「性格」の違いです。単体で履くとどちらも完成度が高いシューズですが、同じタイミングで履き比べてみると、目指している方向がまったく違うことに気づかされます。
まず感じるのは、前足部のゆとりです。前足部にスペースが生まれることで、ペダルを踏む面そのものが広くなったように感じられます。
そして何より印象的なのが、上部のBOAによる独自の三角形のクロージャー構成です。足の外側から土踏まずにかけてを包み込むように締め上げるこの構造が、とてつもない安心感と安定感をもたらしてくれます。さらにアッパーのダイニーマが、トルクをかけたときの「負けない」感覚を支えてくれる。力を込めるほどに、シューズが受け止めてくれるような感覚です。
一方のTORCHは、素足のような感覚で履ける軽量なシューズです。アッパーがしなやかな分、足を締め付けるのではなく足に寄り添い、シューズとの一体感がより一層増していきます。
突き詰めれば、この2足の違いはこう集約できるかもしれません。
装備として力を受け止めてくれるのがARES 2、存在を消して足そのものになってくれるのがTORCH。どちらが優れているかではなく、どちらの感覚が自分に合うか。選ぶ基準はそこにあります。
足の形との相性は、必ず確認していただきたいポイントです。
TORCHの場合
やや幅が狭めの作りになっています。ただし、ワイドモデルのラインナップもあるため、足幅が広めの方でも選択肢があります。
ARES 2の場合
前足部の幅が広いため、足幅が広い方にも対応しやすいシューズです。一方で、外くるぶし付近に痛みが出る場合があります(1ヶ月ほどで馴染んできます)。また、人差し指・中指が長い方はサイズ感に注意が必要です。
このように、同じサイズ表記でもフィット感は大きく異なります。だからこそ、両モデルとも実際にバイクに乗った状態での試着が必須です。
現在、スペシャライズド仙台泉ではシューズの試し履き会を開催中です!(〜11月15日(日)まで)
ARES 2とTORCHを実際に履き比べていただけますので、「そろそろシューズを替えたい」「今のシューズに何となく違和感がある」という方は、ぜひこの機会にご自身の足で違いを確かめてみてください。
それでは皆様のご来店お待ちしております!
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