Turbo Levo 4 Comp Alloyってこんなバイクです

  • 公開:2026.10.3
  • 更新:2026.10.1

こんにちは、スペシャライズド熊本の平井です。

先日の試乗車紹介でも少しご紹介した、【Turbo Levo 4 Comp Alloy】

今回はもう少し踏み込んで、「Levo 4の何がそんなにすごいのか?」を詳しくご紹介します。

最大105Nmのトルクを発揮するパワフルなモーター。

大容量840Whバッテリー。

GENIEサスペンション。

さらにライダーに合わせて変更できるジオメトリー。

単に「坂道を楽に登れるE-BIKE」ではなく、

登り・下りを含めたトレイルライドそのものを、もっと楽しむために作られたE-MTB。

スペックを確認していくと、ワクワクさせられる。それがLevo 4です。

105Nm・810W!Specialized 3.1モーター

まず注目したいのは、Levo 4の心臓部。

Specialized 3.1モーターです。

最大トルクは105Nm、最大出力は810W。

数字だけ見ても非常にパワフルですが、SPECIALIZEDがこだわっているのは単純なパワーの大きさだけではありません。

重要なのは、「そのパワーをどれだけ自然にコントロールできるか」ということです。この点については、私も所有しているLevo SLを含め、SPECIALIZEDのE-Bileに初めて乗った際、明らかに他メーカーのE-Bikeとは違うスムーズさを実感しました。

E-MTBでテクニカルな登りを走る場合、強すぎるアシストが突然入ってしまうと、リアタイヤが滑ったり、狙ったラインを外してしまうことがあります。

Levo 4はライダーのペダリングに対して自然にパワーを加えることで、急勾配や滑りやすい路面でもコントロールしやすい特性を目指しています。

ただ楽に登るだけではなく、難しい登りそのものを攻略する。ここが本格的なE-MTBであるLevo 4の面白いところです。

840Whの大容量バッテリー

パワフルなモーターを楽しむためには、バッテリーも重要です。

Levo 4 Comp Alloyには、840Whバッテリーを標準装備。公式では最長約5時間のライドを想定した航続性能が案内されています。

※使用環境やアシストモードによって変動するため、参考程度に

840Whバッテリー + 280Whレンジエクステンダー(別売り)

さらにLevo 4ではモジュラーバッテリーシステムを採用しており、走り方に合わせて容量と重量のバランスを選べるようになっています。

「今日はできるだけ長く山で遊びたい」

そんな日に840Whという容量は大きな安心材料になります。

GENIEで「登れる」だけでなく「下りも楽しい」

Levo 4でぜひ注目していただきたいのが、GENIEサスペンション。

リアにはFOX FLOAT X PerformanceをベースとしたGENIEショックを採用し、150mmのリアトラベルを確保。

フロントにはFOX 36 Rhythmを搭載し、S2以上では160mmトラベルとなっています。

GENIEの特徴は、単純にサスペンションストロークを増やすのではなく、エアスプリングの特性をコントロールすること。

細かな凹凸ではしなやかに動いてタイヤを路面へ押し付け、大きな衝撃ではストローク後半でしっかり踏ん張る。

これによって、

トラクションとボトムアウトへの強さを両立しています。

E-MTBは車体重量もあり、下りではサスペンションへ大きな負荷がかかります。

だからこそ、

「モーターがすごい」だけでは本当に楽しいE-MTBにはならない。

登った先の下りまでしっかり楽しめること。

これもLevo 4の大きなポイントです。

前29インチ×後27.5インチのマレット仕様

ホイールは、

フロント:29インチ
リア:27.5インチ

のマレット仕様です。

大径29インチのフロントホイールは、岩や木の根、段差などを乗り越えやすく、荒れた路面でも安定感があります。

一方、リアには小回りの利く27.5インチを採用。

タイトなコーナーでバイクを動かしやすく、下りでも積極的にリアをコントロールできます。

前は安定感。
後ろは機敏さ。

フルパワーE-MTBの重量を感じさせにくいハンドリングを実現するための組み合わせです。

実はジオメトリーまで変更できます

そしてLevo 4の面白いところが、バイクの性格そのものを変更できること。

Levo 4 Comp Alloyでは、

・ヘッドアングル
・BBハイト
・チェーンステー長

を調整できます。

例えば安定感を重視したセッティングにしたり、逆に取り回しの良さを重視したセッティングにしたり。

サスペンションの空気圧やリバウンドだけではなく、

フレームジオメトリーまで自分の走り方に合わせられる。

走るフィールドやライディングスタイルが変わっても、一台を長く楽しめる設計です。

SRAM Eagle 90 Transmission

ドライブトレインには、

SRAM Eagle 90 T-Type

を採用。

12速、10-52Tという非常にワイドなギアレンジです。

そしてComp Alloyでは、あえて機械式変速を採用しています。

E-MTBらしいハードな使い方にも対応しやすく、シンプルで扱いやすい構成。

強力なモーターと組み合わせることで、急勾配からトレイルまで幅広いシチュエーションに対応します。

止まる性能も重要!SRAM Maven

105Nmのモーターを搭載するLevo 4。

当然、「進む性能」だけでなく「止まる性能」も重要です。ブレーキには、SRAM Maven Bronze 4ピストンを採用。

大径ローター(フロント:220/リア:200)と組み合わせ、長い下りや急勾配でもしっかりスピードをコントロールできる仕様になっています。

E-MTBは通常のMTBより重量があるからこそ、こうしたブレーキ性能は非常に重要です。

ダウンチューブに収納!「Wattage Cottage」

個人的にLevo 4で面白いと思う機能が、Wattage Cottage。

ダウンチューブ内部に設けられたSWATストレージです。工具やちょっとしたライド用品を車体内部へ収納できます。

「山へ行くたびに全部バックパックへ入れる」

のではなく、必要な工具を最初からバイクに積んでおく。

トレイルバイクとして非常に実用的な機能です。

MasterMind T3でアシストまで自分好みに

トップチューブには、2.2インチ高解像度カラーディスプレイ「MasterMind T3」を搭載。

バッテリー残量や走行データを確認できるだけでなく、Specializedアプリとの連携にも対応しています。

さらに面白いのが、Micro Tune / Dynamic Micro Tune。

アシスト量を細かく調整できるので、

「今日は仲間とペースを合わせたい」

「この登りだけ少し強くアシストしてほしい」

など、ライドに合わせた設定ができます。

ただ決められたアシストモードを選ぶだけではなく、

モーターの特性まで自分の走りに合わせる。

ここにもSPECIALIZEDらしさを感じます。

バッテリーを取り外せる!遠征時にも大きなメリット

Levo 4で見逃せないポイントのひとつが、バッテリーを脱着できるモジュラーバッテリーシステム。

Levo 4 Comp Alloyには大容量の840Whバッテリーが標準装備されていますが、バッテリーを車体から取り外せる構造になっています。さらに、軽量な600Whバッテリーにも対応。

長時間のライドなら840Wh、軽快さを重視するなら600Whなど、ライドスタイルに合わせてバッテリーを選択できます。

Levo SLとの大きな違い

現行Levo SLは軽量化を重視し、320Whバッテリーをフレーム内部に完全にインテグレート。

バッテリー自体を取り外すことはできますが、そのためにはモーターを取り外す必要があり、通常の使用で簡単に脱着することを前提とした構造ではありません。

対してLevo 4は、バッテリーの脱着・交換まで考えられた設計。この違いは、普段の使い勝手だけでなく、遠征時にも大きなメリットになります。

飛行機を使った遠征にも

E-BIKEで飛行機を利用する際、大きな課題になるのが大容量リチウムイオンバッテリーの取り扱いです。

Levo 4の840Whバッテリーは、一般的な旅客便へ手荷物として持ち込める容量ではありません。

しかしLevo 4なら、バッテリーを取り外した状態で車体とバッテリーを分けて輸送方法を検討できます。

例えば、

車体は飛行機で目的地へ。
バッテリーは対応可能な輸送サービスを利用して、あらかじめ旅先へ別送する。

バッテリーを簡単に取り外せるからこそ、E-MTBを持って遠方へ走りに行くための選択肢が広がります。

※大容量リチウムイオンバッテリーの輸送可否や条件は、配送会社・輸送方法・目的地によって異なります。発送する場合は、事前に利用する輸送会社へご確認ください。

走る場所をもっと自由に

普段のトレイルだけでなく、

「Levo 4を持って県外のトレイルへ行きたい」
「飛行機を使って遠方へ走りに行きたい」

そんな使い方を考えたときにも、バッテリーを取り外せることは大きなポイントです。

走行性能だけでなく、遊びに行く場所まで広げてくれる。

これもLevo 4の魅力のひとつです。

なぜ「Comp Alloy」なのか?

そして、このモデルを選ぶうえで大きなポイントが、

M5アルミフレーム

であること。

カーボンのLevo 4 Compもラインナップされていますが、Comp Alloyにも、

Specialized 3.1モーター
840Whバッテリー
GENIE
可変ジオメトリー
MasterMind
SWATストレージ

といったLevo 4の重要なテクノロジーがしっかり搭載されています。

つまり、

「Levo 4の走りを楽しむために必要な部分はしっかり押さえている」

ということ。

重量は約25.7kgですが、そこには強力なモーターと大容量バッテリーがあります。

ロードバイクのように単純な軽さだけを見るのではなく、

パワー、航続距離、耐久性、そして価格のバランス。

そこにComp Alloyを選ぶ魅力があります。

まとめ

E-MTBというと、「体力に自信がない人が乗るもの」と思われる方もいるかもしれません。

でも、Levo 4に乗ると少し印象が変わると思います。

いつもなら一度下って終わるトレイルを、

もう一度登って、もう一本。

今まで体力的に諦めていたルートへ行ってみる。

登りで余力を残して、その分下りに集中する。

つまりLevo 4が増やしてくれるのは、

単純な走行距離ではなく、

「一日に楽しめるMTBの量」

なのではないでしょうか。

そして、Levo 4は試乗できます!

このブログで紹介してきた数々はスペックだけ並べても、正直なところLevo 4の面白さはなかなか伝わりません。

特に、Specialized 3.1モーターの自然なアシスト感は、文章より一度乗っていただく方が圧倒的に分かりやすいと思います。

スペシャライズド熊本では、

Turbo Levo 4 Comp Alloyをご試乗いただけます。

「E-MTBって実際どうなの?」

という方も大歓迎です。

MTB経験者の方はもちろん、E-MTBに一度も乗ったことがない方にもぜひ体感していただきたい一台。

登りまで遊びに変えてしまうLevo 4の世界を、ぜひ実際に体験してみてください。

試乗やサイズ、セッティングについてもお気軽にスペシャライズド熊本スタッフまでご相談ください!

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