Stumpjumper 15 ライドインプレッションをご紹介

  • 公開:2024.07.30
  • 更新:2024.07.30

50周年を迎えたスペシャライズドから先日発表された、15世代を数える「Stumpjumper 15」。

今年5月18日に恵庭にオープンしたMTBコース「トレイルアドベンチャー恵庭」にて行われた試乗会で、しっかりとバイクを試してきました。新しくなったサスペンション「GENIE」(ジーニー)を中心に、その走りと魅力を紹介します。

魔法のサスペンション「Genie」

MTBのサスペンションは大きく分けて2種類、「コイル式」と「エア式」に分かれます。
大まかにこの2つはサスペンションが縮んだ時の「反発力」の変化の仕方が違います。
小さな凹凸にも細かくスムーズに反応し、接地し続ける「コイル式」のメリットと、大きな衝撃や極端な沈み込みにも底付きしにくく粘ってくれる「エア式」のメリットを併せ持ったサスペンションに仕上がっています。

まるでアラジンに登場する魔法の絨毯のようです

「少々大きめに”サグ”(バイクにまたがった自重で沈み込む量の設定)を取るのがセッティングのコツです。」そう聞いて過剰気味にサグを取った試乗車で走り出すと、スムーズにふわふわと凹凸を超える挙動。サグが大きめのセッティングなので細かな凹凸を超えても地面からタイヤが離れる事は無く、トラクションがかかり続けます。

そうなると反面、大きな圧力がかかった際の挙動が気になります。
バームとテーブルでおもいきり体重とスピードで圧力をかけてみましたが、スムーズに反発力が立ち上がり、底付きを感じることがありませんでした。

これまでのサスペンションはコースやライディングスタイルに合わせたセッティングを行う必要があったものを両立し、あらゆるコース、セクションをスムーズに駆け抜けることができます。

SRAM T-Type AXSドライブトレイン

「Stumpjumper 15」シリーズにはSRAM T-Type AXSシリーズの無線変速ドライブトレインが採用されています。このコンポーネントの特徴は「無線」というポイントの他に、「堅牢性」があげられます。

フレームとエンド金具からリアディレイラー、スプロケットまで含めてトータルデザインされた「UDH」という新世代の規格を採用することで、変速スピードの向上や個体ごとの調整をほぼ不要にしています。

ライド中にリアディレイラーをぶつけてしまった際も「オーバーロードクラッチ」が搭載されていることで衝撃を逃がすように作られており、心おきなくトレイルを攻める事ができます。

従来のディレーラー機構から変化を遂げたUDH規格を採用

無線変速のコンポーネントのメリットは何よりもライドに集中する事ができる事でしょう。
操作方法になれてしまえば自然と変速回数も増え、適切なギアを選択し始めます。
スムーズでリニアな変速性能に、一度使ってしまうと戻れなくなってしまいます。

強大な制動力を誇るSRAM Maven Bronze

ブレーキには「SRAM Maven Bronze 」の4ピストンブレーキが採用されており、強力な制動力でライドを支えてくれます。SRAMのブレーキではありますが、オイルにはミネラルオイルが使用されており、メンテナンス性も向上しております。

ワンフィンガーでも容易にタイヤをロックさせるほどの制動力は、トレイルを数本走った後半には非常に有効でした。疲労で握力がなくなり、しっかり指4本でグリップを握りたい時でも、ブレーキコントロールは指一本で十分。最後まで安全なライドに貢献してくれました。

4ピストン化することでより、制動力が格段に向上されたMaven Bronze

・好きなライドフィーリングを追及できる様々な調整機構

これまでもStumpjumperシリーズに採用されてきたマレット仕様(前輪29インチ後輪27.5インチ)や、ヘッドアングルは3種類とBBハイトは2種類。先述したサスペンションの設定は、エアだけでなくスペーサーでさらに細かい調整を行うことができます。

フリップチップで容易なセッティングの変更が可能

狙いたいラインやフィーリングは十人十色。同じトレイルを様々なセッティングで試しているだけで気が付くと日が暮れてしまいそうです。これまでStumpjumperとStumpjumper EVOの2種類に分かれていたラインナップを集約してしまうほどの包容力を持った今回の「Stumpjumper15」

トレイル初級者から上級者まで全てのトレイルこの一台が、征します。
このMTBで北海道のお気に入りのトレイルを遊び尽くしましょう。

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