第5回 長田TT in Isahayaに参加してきました

スペシャライズド福岡の加藤です！

先日、長崎県の諫早市で開催された「長田TT in Isahaya」に大会のメカニックサービス兼選手として行ってまいりました。今回で3回目の参加になります。

この大会は諫早市の長田バイパスに並走する完全クローズドな周回コース（1周約6.7km）で行われ、距離別にカテゴリー（3.5km/20km/40km）が用意されています。

そして今回から3人で走るチームTT（4km）が新設されました。

毎年恒例の豪華なスタート台！いつも選手の走る気持ちを盛り上げてくれます。

また、大会の特設ブースには昨年に続き地元の採れたて野菜はじめ、焼きそばやたこ焼き、コーヒー、アイスクリームなど、美味しい料理がずらりと用意されており、参加者はじめ付き添いの方々で賑わっておりました。

私は今回メカニックサービスと選手で出走でしたが、レースのスタートが個人種目では一番最後だったため、自分が走るまではメカニックのブースで選手のバイクトラブルに備えました。

ご相談で多かったのはディスクホイールをお持ちの方から空気を入れたいとの相談でした。

その他には変速機の調整やブレーキの調整、ホイールの付け替えなどご相談いただき対応いたしました。

レースを走る前に今回の目標としたのは、昨年のタイム55分59秒以内（1周9分20秒以内）に走り切ることでした。

参考までに昨年の走行データを振り返り、昨年のレース時は平均パワー288w（NP：293w）で走り切っていました。

今回の大会の2週間前にTTバイクで練習した際、40分間310w程度で走れたので、おそらく昨年並みのパワーで走るのは問題ないだろうと考えました。

パワーメーターを使用していると、ペース配分の目安が設定できペース配分が大事なタイムトライアルでは非常に役立ちます。

昨年からコースに変更はなくコーナーなどコース攻略のポイントは変わらずなので、知りたい方は過去のレポートをご確認ください。

2023年レポート：https://zing.iwaisport.co.jp/event/archives/100

2024年レポートhttps://specialized-store.jp/fukuoka/blog/6455/

昨年はレース前にしっかりウォーミングアップした結果裏目に出てしまったため、今回のアップは15分ほど息が上がらない程度にペダルを回していざスタートへ。

【1周目 タイム：9分24秒72 Av280w NP284w】

昨年はオーバーペースで入り後半に失速してしまったので、今回は巡航時に290w前後を目安に走行。

しかし1周を終えてみると、平均パワーが低くタイムも9分20秒をオーバーしており少し抑え過ぎておりました。

【2周目 タイム：9分10秒78 Av298w NP300w】

1周目のペースはかなり余裕を感じたので、2周目からは巡航時のパワーを300w前後にしました。

平均についてはスタートしてからのNPが290wになるよう調整。

ゴールに向けて少しづつNPが上がるようにし、最終的には295w以上を目指すことにしました。

【3周目 タイム：9分11秒20 Av289w NP295w】

3周目に入り、まだこの周回を終えても半分かと思うと先が長く感じますが、目標パワーなど小さな目標をこなすことに集中して気を紛らわせます。

コース後半のコーナーが多い区間では、脚が止まることで平均パワーが下がりやすいので、コース前半の踏み続けられる長い直線区間は少し頑張るように意識します。

この周回を終えて全体のNPは292wになりました。

【4周目 タイム：9分6秒95 Av292w NP299w】

この周から今までより風が強くなった感じがしました。

向かい風の区間では負荷がかかり頑張って踏んでしまいやすいので、パワーを上げ過ぎず、追い風区間では下げ過ぎないよう注意します。

スタートしてからのNPを294wを目標にして、達成。

【5周目 タイム：9分9秒72 Av287w NP296w】

この周から力を出している感覚と、パワーの数値に差があるようになってきました。

頑張りに対して数値が低く感じるので、ペースが落ちないようこまめに数値をチェックして維持します。

そして5周目は296wを目標にしていましたが、なんとか達成。

【6周目 タイム：9分7秒16 Av301w NP310w】

最終周回に入り息も上がってだいぶ苦しくなりましたが、この1周で終わるかと思えば頑張ることができます。

数値は気にせず約9分維持できるパワーで走り切り、ようやくゴール。

走り切った後の開放感と満足感はTTならではです。

そして気になる結果は下記のようになりました。

合計タイム：55分10秒53

平均スピード：43.5km/h

平均パワー：291w

NP：298w 

平均ケイデンス：90回転

昨年より約50秒ほどタイムを更新でき良かったです。

そして、個人の種目が終わってまもなく次はチームTTにお客様達と出場いたしました。

スタート前に作戦を確認してスタート。

途中でバラバラになることなく、1位と8秒差の2位となりました。

「長田TT in Isahaya」は九州では数少ない貴重なタイムトライアルのレースです。

福岡からも行きやすく素敵な大会ですので、皆さんもぜひ一度ご参加ください。

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【使用機材】

フレーム：Specialized S-Works Shiv TT

ホイールF：Roval Rapide CLⅡ custom

ホイールR：Roval 321 Disc in鬼ベアリング

タイヤ：Specialized Rapidair TLR Racing Only

コンポーネント：Shimano Dura-Ace&Ultegra

クランク：Dura- Ace 170mm チェーンリング 60T

チェーン：Muc-Off チェーン最適化コーティング

BB：Enduro in 鬼ベアリング6805

チェーンキャッチャー：K-Edge

プーリー：Novaride OSPW

DHバー：Aerocoach Ascalon

サイコン：Wahoo Elemnt Bolt

ペダル：Time Xpo 10

ボトル：Elite Kit Crono CX

ヘルメット：Specialized S-Works TT5

ウェア：Pearl Izumi エアスピード 長袖ワンピース

シューズ：Specialized S-Works Ares 2

ソックス：Pearl Izumi エアスピード ソックス

グローブ：veloToze エアログローブ

シューズカバー：veloToze エアロシューズカバー

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