MTB・クロスバイクのシフト(変速)操作をマスターしよう

MTB・クロスバイクのシフト(変速)操作をマスターしよう

自分だけのMTBをゲットしたらすぐにでも山へ街へ走り出したい!
その前にシフト(変速)操作の方法を確認しましょう。

シフト(変速)操作を使いこなせば、MTBは身体の一部のように激しい上りをクリアし森の中を駆け抜け、仲間の待つおしゃれなカフェまでのクルージングライドを今までよりも気持ちよく楽しめるはずです。

そもそもシフト(変速)操作って何?という方や久しぶりだから基本をおさらいしておこう。という方はぜひこちらの記事をご覧ください。

▶ スポーツバイクのシフト(変速)とは?

MTBのシフト(変速)操作について

スポーツバイクは手元のレバーを操作することでシフトアップとシフトダウン、2種類のギアチェンジすることができます。

シフトアップ(ペダルを漕ぐ足の負担は大きくなる)は青い矢印、シフトダウン(ペダルを漕ぐ足の負担は小さくなる)は赤い矢印の方向にチェーンが移動していきます。

MTBのシフト(変速)操作の特徴

 現在のMTBの変速は、ロードバイクに主に使われているフロント2枚 x リア11枚とは違い、フロントのギアはほとんどの場合1枚です。

これは荒れた路面を走るMTBの特性上、構造をシンプルにして軽量にそしてチェーン落ちなどのトラブルをできるだけ避けることが目的です。

リア変速しかないのでもちろんシフト(変速)操作の方法もシンプルです。
右手元についているシフターを操作して変速するのですが、変速機のメーカーやモデルによって操作の仕方が違うのでスペシャライズドのバイクについているものからご紹介します。

機材別の操作方法

SRAM Mechanical

シフターとリア変速機がワイヤーで繋がっていて、シフターのレバー操作でワイヤーを引っ張ったり緩めたりすることで変速します。

赤丸のレバーを親指で押し込むとシフトダウン、青丸のレバーを親指で押し込むとシフトアップします。

メーカーを問わず、ワイヤータイプの変速機のシフトアップは基本的にはレバーを1回動かすとギアが1枚変わります。

シフトダウンの場合はシフトレバーを大きく押し込むことで2~4枚のギアチェンジを一気に行うことが可能です。
ただし、2~4枚を変える場合はチェーンとギアがかみ合っていない時間が増えるので急な上り坂の途中などで行うとトラブルにもつながりますので注意が必要です。

SRAM AXS Eagle

スラムの電動変速タイプです。
電気信号でリア変速機を動かすため、ワイヤータイプのものと違い一つのボタンの赤丸付近をクリックするとシフトダウン、青丸付近をクリックするとシフトアップします。

そしてブレーキレバー側からクリックしてもシフトアップをすることもできます。
ただ、ブレーキレバーの下に隠れているので使い勝手は好みが分かれそうですね。

Shimano Mechanical

シマノのワイヤータイプもスラムのものと基本的には変わらず、赤丸のレバーを親指で押し込むとシフトダウン、青丸のレバーを親指で押し込むとシフトアップします。

少し違うのはシマノはシフトアップのレバーを引くこともできます。

これは余談ですがシマノの変速機は10年以上前シフトダウンは親指で押す、シフトアップは人差し指で引く。という構造でした。当時から使い慣れた人にはうれしい構造です。

クロスバイク系のシフト(変速)操作

Micro Shift Mechanical

MTBではありませんが、スペシャライズドのクロスバイク シラス はマイクロシフトの変速機が前後に組み込まれています。

右手側のリアシフターは赤丸のレバーを親指で押し込むとシフトダウンですが青丸のレバーは人差し指で引っ張るとシフトアップします。

左手側についているフロント変速シフターも使い方は同じですが、フロント変速は2枚のギアの歯数差がリア変速に比べて大きいのでチェーンを持ち上げる力も大きくなります。

青丸のシフトアップレバーはグイっと大きく動かすと変速が変わりやすいです。

シフト(変速)操作を使っていくうちに変速のタイミングや自分のよく使うギアがわかってきたり、いつも走っている山を少し違うギアで走るだけでも全く違う楽しみ方が見つかったりします。

まずはどんどん使ってみてください。

ロードバイクやe-Bikeの操作方法は以下のリンクで解説しています。詳しく書かれてますので一読をおすすめいたします!

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